本日のブログは珍しく「書評」です!!
本のタイトルは…
~「LIFE and iPhone」 iPhoneでセンスがいいねといわれる写真を撮る方法~ 著者 彦根明 彦根藍矢
買ったのは今から3~4年ほど前。当時はInstagramが丁度流行りだした頃でしょうか。
写真のトレンド的にはゴリゴリのカラーフィルターなどの加工が『お洒落』とされていたので、無加工の写真メインの本書の価値が今ほどわからず、買ったもののきちんと読んでいなかったんです。改めて読んでみると相当な『良書』だったことと、かなり時代を先取りしていたことがわかりました。
「Life and iPhone」 iPhoneでセンスがいいねといわれる写真を撮る方法はこんな本!!
誰でも『スマートフォン』という名のカメラを持ち歩くようになった昨今。ポケットやバッグから取り出せばいつでも簡単に撮影が出来る。写真は人々にとってより身近なものとなりました。同時に誰しもが写真に触れ「良い写真」と呼ばれるものがどんなものであるのか、難解でわかりにくくなったともいえます。そんなときの道しるべとなるような素敵な1冊です。写真が好きな方も、なんとなくスマホで撮影している方も、試しに読んでみると少しだけ世界が広がるかもしれません。
『最近のスマホは性能が良いし、知識を知らなくても良い写真は撮れるけど、知っていればもっと良い写真が撮れるかも』
「Life and iPhone」の一冊を簡単な言葉でまとめるとこんな感じです。
必要以上にフォトジェニックを押し出さない。被写体を活かした写真が目白推し!!
ページをめくると ・食後こそシャッターチャンス ・おいしい余白の活かし方 ・暗いトンネルを明るく撮る などの気になる見出しが大量にでてきます。通常この手の写真本って薄くてあまりコンテンツが無いものが多いのですが、この本に至ってはおよそ300ページものボリューム。しかもほぼ全てカラーの写真付きです。しかも載っている写真が、無加工な上に明るすぎず2018年の写真のトレンドとピッタリとハマっています。(今年出た本だよと言われても疑わないレベル)
ぎっしりとボリューミーなコンテンツ。iPhoneで綺麗に撮影された写真や、撮影テクニックなどがしっかりと詰まっています。
テクニックと言っても難しい技術などの話ではなくて、色々な写真を載せた上で一言だけアドバイスを入れたような「そんな撮り方もあったのか!」と読み手に感じさせる工夫が凝らされています。それこそ文章ガン無視で写真だけ見ても、新しい発見が得られるでしょう。
本体価格は1600円。本の価値は詳しくありません、でも私はお買い得すぎると感じました。
読み終わった本は誰かにあげることも多いのですが、たぶん一生手放さない一冊だと思います。
ちなみにこの本をきっかけで知ったマルセル・プルースト(小説家)の 『真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ』という名言が私はとても大好きです。
興味がある方は、是非アマゾンや書店などで探して見て下さい☆ きっと新しいシャッターチャンスが生まれます!!
今回は「LIFE and iPhone」という本を読み返してみた というお話でした(o^^o)